【ご当地手土産】勝栗まんじゅう 栃木

 栃木市中心部の住宅地にある「かのこ庵」に入ると、ところ狭しと並ぶ約60種類の和菓子が出迎えてくれる。レジ前に陳列され、最初に目に付く「勝栗まんじゅう」は1985年の創業以来の人気商品だという。

 従来、和菓子は季節感を大切にし、季節ごとに入れ替わる商品も多い。だが、くりまんじゅうを赤飯で包んだ縁起物の勝栗まんじゅうは、必勝祈願や祝い事に購入する客が多く、一年中販売している。1日100個の限定品で、午後3時までに売り切れることもしばしばという。

 福田和男社長(65)は「手作りで工程が多く、大量生産できない」と苦笑いする。

 もち米には、福田社長が「日本一」と太鼓判を押す岩手県産の「ヒメノモチ」を使用。淡くピンク色に染まった赤飯が何とも愛らしい。口に入れると、赤飯に塩気があるせいか、甘過ぎない。こしあんも上品な甘さ。ふわっとした生地には、県産の小麦粉「麦のかほり」を使用している。

 「手間をかけた和菓子の逸品です」。確信に満ちた福田社長の言葉にうなずいた。

 ▼メモ かのこ庵▽栃木市薗部町1の1の25 電話0282・23・0111▽水曜定休▽価格 1個160円