【北の味めぐり】「ジェラート」那須・アイス工房ももい

【北の味めぐり】「ジェラート」那須・アイス工房ももい

 夏休みシーズンには1日約2千個を売り上げる人気店。看板商品の「ミルク」は原料の70%以上に牧場直営店ならではのフレッシュな牛乳を使う。牛乳に含まれる脂肪の割合は季節ごとに変化するため、夏はさっぱりとした口当たり、冬はクリーミーでコクのあるジェラートが楽しめる。食べ比べをしようと度々足を運ぶ客も多い。

 桃井兼夫代表(64)は「牛乳本来のおいしさを多くの人に知ってもらいたい」と丑年の1997年に開店。それまでは酪農一筋でジェラートに関しては全くの素人。県外の店を食べ歩き、店をのぞきに来た客に無料でジェラートを振る舞って意見を求めた。試行錯誤の末、生み出したレシピは、現在もほとんど変わっていない。

 豊富なフレーバーも人気の秘密。約20種類が常時店頭に並び、冬はとちおとめをふんだんに使った「いちご」が好評だ。季節の食材は生で仕入れ、店内でジャムやピューレに加工しジェラートに練り込む。「素材本来のうま味を楽しんでほしい」と手間を惜しまない姿勢が、ジェラートの確かな味わいを支えている。

 ◆メモ 那須町高久丙5033。シングル250円、ダブル300円、一部季節限定商品は50円増し。午前10時~午後5時(夏季は同6時)。水曜定休。電話0287・64・4856。