【この店この逸品】羽二重苺 菓子処 いい村(茂木)

【この店この逸品】羽二重苺 菓子処 いい村(茂木)

 銀紙の受け皿にポテッと載ったふわふわの羽二重餅は、粉でまぶされた「雪だんご」。どこか懐かしい。

 芯のある固さと意外な重量感に驚きながら一口かむと、滑らかな生クリームと大粒でジューシーな完熟イチゴが混じり合いケーキのおもむき。だがすぐに、あずきあんの力強い風味でガツンと和菓子の現実に引き戻された。

 祖父の代から4代続く和菓子店の店主飯村欣三さん(41)が「羽二重苺」を創作したのは10年ほど前。羽二重餅を使ったイチゴの産地ならではの「苺大福」を菓子職人の友人から薦められた。

 「餅とイチゴの分離がいやで、ショートケーキのイメージでクリームを入れ一体感を出した」という。餅は餅粉に白玉粉をブレンドしてふわふわ感を増し、あんも北海道産アズキを自家練りした。

 だが「最初は1日40個も出れば上出来だった」と振り返る。やがてゴルフ土産で売れ出し、「ケーキのような和菓子」との口コミで今では土日の予約は必至だ。

 メモ「羽二重苺」は1~5月限定で、1個165円▽茂木町飯2275の1▽電話0285・65・0068▽営業時間 午前8時~午後6時▽定休日 不定休