【北の味めぐり】「ビーフシチュー」大田原・岡繁

【北の味めぐり】「ビーフシチュー」大田原・岡繁

 口に入れた瞬間、牛肉がほろっととろけ、うま味が広がる。リピーターを中心に、多くのサラリーマンや家族連れらに親しまれている。

 創業61年目、食肉店併設の料理店。看板メニューの一つとなっているが、定番化させたのは意外にも2年前から。それまでは冬限定のメニューだった。

 市中心部の商店街で2012年から、各店が自慢の1品をPRする「一店逸品運動」がスタート。同店は人気のカツ丼やしゃぶしゃぶも候補に考えたが、岡野繁雄社長(61)は「せっかくなら新たな名物を作りたい」とビーフシチューに白羽の矢を立てた。

 材料は牛バラ肉とたまねぎ。デミグラスソースで3~4時間、20キロ以上の肉をじっくりと煮込み、冷蔵庫で数日間寝かせる。

 一店逸品として売り出したところ、取材が入るようになり、市外からの客も増えた。通販サイトから商品掲載の誘いもあるが、岡野社長は「お店に来て、出来たてを食べてほしいので断っています。ご飯を食べに街中に足を運んでもらうことが、にぎわいにもつながりますしね」。

 ◆メモ 大田原市山の手1の3の9。昼はランチセットで650円、夜は850円。午前11時30分~午後2時、午後5時~同10時。日曜の昼は休み。電話0287・22・2474。