【よるのみや】きやまん−HANARE− 物心ともに奥深い空間 

【よるのみや】きやまん−HANARE− 物心ともに奥深い空間 

県庁のすぐそば。路地を進んだ奥にある入り口は、京都の町屋を思わせる「隠れ家」的な店構えだ。
メニューはない。「あまのじゃくだからね」という気さくで話題豊富なマスター渡辺哲也さん(50)におまかせする。
渡辺さんは京都出身。鳥や魚を中心に市場にあるその時々の素材を吟味し、客の雰囲気を察して臨機応変に京都の家庭料理風に組み立てる。お酒も焼酎や日本酒など50種類以上から、気分に合わせて選んでくれる。
取材当日のメーンは烏骨鶏の鍋。コク深くやさしい塩味のスープが全身に染みた。おちょこに盛った「豆皿料理」は種類が豊富で舌と目で楽しめて満足。
実はこのお店、プロバスケットボールチーム「リンク栃木ブレックス」をサポート。関係者が集い、店内には選手のシューズやユニホームが何げなく並ぶ。圧巻は2階広間の壁一面に広がる選手のサイン。2010年春の優勝パレード後に記されたプレミアものだ。
物心ともに奥深く、そして「意外性」が漂う空間。知ってしまうと、また訪れたくなることうけあいだ。