【よるのみや】日本酒メーンで楽しむ 酔処ふらり

【よるのみや】日本酒メーンで楽しむ 酔処ふらり

 大通りに面して揺れるのれんが目印。扉を開けると、こぢんまりとした家庭的な雰囲気の店内に、ホッと気持ちがやわらぐ。日本酒をこよなく愛する橋本利正さん(68)とれい子さん(63)夫妻が切り盛りする店だ。

 日本酒愛好家らでつくる「美酔会」本部でもあるここでの楽しみは、やはり日本酒。県内外の蔵元の約30銘柄が並ぶ。「純米酒をベースに置いている。本当の日本酒を知ってほしい」と利正さん。

 料理も日本酒に合うものをと、利正さんが腕をふるう。生のカツオが出回る時季だけの一品と聞き、「ふらり風カツオのたたき」(千円~)を注文。何と細切りのピーマンが山盛りに。半信半疑で口にしたが、すぐに納得。日本酒にも実に合う。ちなみに日本酒の味が分からなくなるとニンニクは使っていない。

 鶏のささ身にウニをあえた「ササミウニ」(800円)、「塩味の煮込み」(500円)と、一工夫された品々も杯を進ませる。宇都宮市内のチーズ専門店ラヴェドンのチーズ盛り合わせも、ここでは日本酒の良きトモだ。

 まさに酔処。ふらりと寄りたい。店名に偽りなし。