【よるのみや】「旬」の酒と手料理が出迎え 居酒屋 京八

【よるのみや】「旬」の酒と手料理が出迎え 居酒屋 京八

 大通りから路地を入り、寺が建ち並ぶ界隈を歩く。見世蔵風の建物は「旬の酒が楽しめる」と評判の店。のれんをくぐると、店主の坪井香織さんが笑顔で出迎えてくれた。
 カウンターに座るなり、「これ、食べてみて」と登場したのが「バクダン納豆」(850円)。数あるオリジナル料理のうち自慢の一品だという。
 納豆に刻んだマグロとイカ、たくあん、山芋と黄身をかき混ぜ、スプーン1杯分を韓国のりで巻く。ふわっとした食感でビールによく合う。
 みそで煮込んだモツ煮(480円)も具材に味が良くしみこんだ逸品。豚肉の「冷しゃぶ」(980円)は特製ニンニクダレのおかげで箸が止まらない。
 日本酒も豊富だ。坪井さんは利き酒師でもある。この日はすっきりとした飲み口で新潟の「越州」、静岡の「弐乃正雪」を頂く。「なかなか出回らないのよ」と勧められた「久保田 呼友」、秋田の「霞」もあっという間にのどの奥へ消えた。
 家でくつろいでいるような家庭的な雰囲気の店。時間を忘れ、ついつい杯を重ねてしまった。