監獄をテーマにした店が街なかにオープンしたと聞き、商店街の皆さんと訪れた。
 入店すると、同行者の1人が看守役の女性店員に手錠をかけられ、全員が鉄格子付きの個室に連行された。客は囚人役という訳だ。
 「地獄行きわんこそば」「ししゃもミイラのつるし揚げ」「閻魔大王が煮込んだタンシチュー」…。メニューにはおぞましい文字が並ぶ。オリジナルカクテルは試験管やビーカーに入って出てくる。
 ネーミングのおもしろいものを中心に各自注文。どんなものが出てくるのかやや不安だったが、どれもおいしい。だが落とし穴があった。ハズレが一つだけある「たこ焼き時限爆弾」。6人で一つずつ選び一斉に食べた。その途端、火が出るほどの辛さに見舞われた。その姿に同行者全員が爆笑。「神様が記事を書きやすいようにしてくれたんだよ」。
 突然、モンスターや囚人たちが襲ってきた。あちこちの個室から聞こえてくる悲鳴。うわさ通り、テーマパークのような店だ。