【よるのみや】気取らず一杯 空明

【よるのみや】気取らず一杯 空明

 大通りと日野町通りの間にある、隠れ家的居酒屋。全7席と、こぢんまりとした空間だが、平石史明さん(43)、玉美さん(41)夫婦がにこやかに迎えてくれ、「お一人様」でも入りやすい。

 「自分がおいしいものを胸を張って提供したい」。アボカドサラダにかけるドレッシングや、マーボー豆腐やピザのソースなど、すべて手作りにこだわっている。

 イチ押しの「キーマカレー」(700円)は、ひよこ豆やレッドキドニーといった豆とスパイス、あめ色になるまで炒めた玉ねぎ、ひき肉などをブレンドした逸品。自家製ナンにのせて頬張ると、ほどよい辛さと素材本来の風味が口いっぱいに広がり、ビールのお供にぴったりだ。月替わりで県産の地酒を楽しめるのもうれしい。

 店名は、宮沢賢治の作品中にあった言葉「空明」(隠し事がない、明らか)に由来。平石さん夫婦のアットホームな雰囲気に、素の自分に戻って料理や会話を楽しめる。