【よるのみや】宇都宮の「新橋」 酒蔵 武蔵屋

【よるのみや】宇都宮の「新橋」 酒蔵 武蔵屋

 大通り沿いのビルの2階。仕事帰りのサラリーマンでにぎわう様は、宇都宮の「新橋」と呼ぶにふさわしい。

 戦前からある屋号で、約50年前から続く老舗の居酒屋。開店した当時は和、洋、中の料理人がいたことからメニューは豊富だ。

 受け継がれているメニューの一つ、「もつやき」(480円)をいただいた。ゆでモツをしょうゆとニンニクで炒めた香ばしい一品で、一口食べては生ビールをゴクリ。仕事の疲れが吹き飛び、ピッチが上がる。

 続いて新鮮かつボリューム満点の刺し身盛り合わせを注文。カツオ、カンパチなどに加え、ざるに盛られたウニが食欲をそそる。ここで飲み物をシャーベット状の焼酎とホッピーに変更。清涼感とともに、一気に「昭和」の気分に浸れた。

 3代目主人の斎藤寛さん(60)は「安全、鮮度、調理。当たり前のことをしているだけ」。飾らないところがまたいい。激安メニューもあり、ハムカツは100円。どこまでもサラリーマンに優しい。