【よるのみや】割烹たかしま

 旬を味わいたくて、のれんをくぐった。

 カウンター席、個室、大広間があり、1人の客から接待、40人の宴会まで、さまざまなシチュエーションに応えてくれる。値段はリーズナブル。だが2代目板長の高島強さん(43)は「気軽に立ち寄れる値段できちっとした仕事をする」と胸を張る。良いものを厳選して仕入れる。野菜は家庭菜園で栽培(放射線量の検査済み)。メニューを毎日書き換えるのもこだわりだ。

 カウンター席に陣取り、お薦めを注文した。出てきたのは、刺し身の盛り合わせと新タケノコの炊き合わせ。開花したばかりのサクラの小枝が添えられているのが、なんともうれしい。

 ここは生ビールではなくやっぱり冷酒だな。自家製のホタルイカの沖漬けを追加。心なしか酒のペースが速くなった。

 もう一つの自慢であるうな重でシメた。板長が「他店でも食べるけど、やはりうちのが一番」と豪語するだけある味。おなかも心も大満足の夜だった。