北の大地の味にこだわり 居酒屋「ビリオーザ」

北の大地の味にこだわり 居酒屋「ビリオーザ」

 釜川沿いの路地裏にほのかなランプの明かり。ガラス越しに見える客の笑顔につられ、店内に吸い込まれた。

 「お客さんは何度か店の前を通っているうちに、気になって入ってくる」。オーナーの中村公仁さん(47)が笑顔で迎えてくれた。

 中村さんは北海道稚内市生まれ。店は「栃木県北海道どさん子会」の事務局を兼ねるが、客の出身地は全国区。「会社以外の友達がいない人も、自分の居場所づくりに訪れる」という。店内はジャズの音色に混じり、常連客同士の会話が心地よく響く。

 人気メニューは「稚内ラーメン」。塩味でさっぱりしているが、豚骨と鶏がらが深いコクを生み出している。麺とスープは稚内市から取り寄せ、口の中でとろけるチャーシューは自家製。すべてにこだわり抜いた逸品だ。

 海産物など多くの食材も北海道からの直送。「キタキツネチョップ」など個性的な名前が付いたカクテルを味わっていると、眼前に北の大地の風景が広がった。

メモ 宇都宮市中央5の2の8▽営業時間 午後6時~午前3時▽定休日 火曜▽電話028・632・7506