そば屋で池波正太郎気分 あら玉「晩酌セット」

そば屋で池波正太郎気分 あら玉「晩酌セット」

 居酒屋でわいわがやがやも楽しいが、そば屋で酒を酌み交わすのも乙なもの。何皿かのつまみで日本酒を傾け、盛りそばで締める−。池波正太郎を気取って一夜を過ごしたいと思い立ったら、ここはうってつけの店である。

 大正10年創業の老舗。5年前、再開発ビル内に新装開店したのをきっかけに、3代目店主の綱川誠一さん(60)が「徹底して味にこだわりたい」と進化を図った。内装にも気を配った。京の町屋を意識した和モダンは、おかみが現地に通い詰めた苦心作だ。

 お薦めは何と言っても「晩酌セット」。日替わりの付き出しにアスパラ天や焼き魚といったつまみが2、3品。ビールか日本酒が2杯に盛りかかけそば。これで2300円。こちらが恐縮してしまうほどの充実ぶりだ。

 「割に合わないね。でも喜んでもらえれば」と店主。手が空けばこよいもカウンター越しに食のうんちくが始まる。

メモ ▽宇都宮市馬場通り4の1の1、宇都宮表参道スクエア1階▽午後5時30分~同9時30分▽定休日 第1土曜、日祝日▽電話028・622・5535▽メニュー しめさば750円、ぬかさんま500円、板わさ500円