水槽のチョウザメを興味深そうに見る子どもたち

 【那珂川】小中学生に魚などへの興味・関心を持ってもらおうと、馬頭高水産科は馬頭小と馬頭中に水槽を設置し5日、チョウザメを2匹ずつ入れた。餌やりなど日常的な世話は小中学生が担当し、水槽の手入れは同科の生徒らが行う。同科は飼育する魚を不定期に入れ替える予定で、地元の川で捕れる魚などを展示することを検討している。

 これまでも同科と馬頭小の2、4年生は交流学習をしているが、水槽設置は初めて。馬頭高が2018年度から小規模特例校となり生徒確保を目指す中、小中高のつながりを深め、地元の子どもに同科について知ってもらう狙いもある。

 水槽は縦45センチ、横90センチ、深さ45センチ。水槽やろ過器などの備品、餌は馬頭高が用意し、電気代などは小中学校が負担する。同科の生徒らが2週間に1回程度、水槽の清掃などを実施する。

 5日は、同科2年の嶋崎由海(しまざきゆかい)さん(17)と山本和樹(やまもとなぎ)さん(17)らが馬頭小を訪問。飼育を担う愛鳥飼育委員会の児童らの前で、廊下に設置された水槽の中に生後2年ほどの体長約30センチのチョウザメを放ち、餌の量などについて説明した。

 児童らはチョウザメを興味深そうに見詰め、水中で元気よく動きだすと「かわいい」などと歓声を上げていた。委員長の6年薄井亜由季(うすいあゆき)さん(12)は「チョウザメは初めて見た。みんなで一緒に育てて大きくなってほしい」と話した。

 同科はアユやホンモロコなどの展示も検討する。嶋崎さんと山本さんは「小学生が食い付いてくれてうれしかった。魚は面白いと思ってもらい、水産科に入ってくれる子が増えてくれたらいい」と期待していた。