宇都宮南署員に誘導され一時避難場所へ向かう帰宅困難者役の地域住民ら=2日午前、宇都宮市雀の宮1丁目

 地震やテロで帰宅困難者が出た際に迅速に対応できるよう、宇都宮南署は2日、JR雀宮駅などで、避難誘導訓練を実施した。JR東日本や地域住民など計約70人が参加し、防災などへの意識を高めた。同署によると、県警が主体となって同訓練を行うのは初めて。

 県警からは警備1、2課、機動隊も参加した。訓練は首都直下型の大地震によりJR宇都宮線が運行できなくなり、同駅で乗客約50人が帰宅困難になったことを想定した。

 駅員が、同署や宇都宮市危機管理課に帰宅困難者がいることを連絡し、駆け付けた同署員が先頭になり、帰宅困難者役の地域住民らを駅から約400メートル離れた一時避難場所の雀宮中央小まで徒歩で誘導した。参加者には非常食や市内のハザードマップも配られた。

 参加した同市末広2丁目、無職小松隆一(こまつりゅういち)さん(86)は「帰宅困難者になったらどうすればいいか考えながら行動できた」。同署の熊倉豊(くまくらゆたか)警備課長は「実際に避難所へ向かう際は警察官の指示に従ってほしい」と呼び掛けた。