愛知県の知多半島を走る武豊線が3月1日に開業140周年を迎える。明治時代に敷設され東海道線建設用の資材も搬送した路線で、JR東海管内では最古。同社はさまざまな記念キャンペーンを企画し、3月20日には、かつて武豊線の一部で現在は貨物列車専用となっている区間を特別に走るツアー列車も運行する。

 JR東海によると、1886(明治19)年3月1日、半田線として武豊(武豊町)―熱田(名古屋市)間が開業した。線路を使い、東海道線建設のために海上輸送で知多半島中部の港に運ばれてきた資材を列車で運搬した。その後、武豊線と改称された。

 JR東海は140周年を記念し、武豊線が2015年3月に電化される以前に使用していた気動車「キハ75形」(4両編成)を復活させて運行するツアーを3月20日に開催。名古屋駅発着で、大府駅周辺ではかつての武豊線の線路で現在は貨物列車が使用している区間(約1キロ)に入り、走行する。既に予約で満席といい、広報担当者は「普段は走行することのない旧武豊線を楽しんでほしい」と話す。