欧州産ワインが一部、値下げされた売り場。「関税撤廃でお買い得!」などのポップ広告も登場した=1日午後、宇都宮市元今泉4丁目

 欧州産の食料品など幅広い品目の関税が撤廃や削減となる日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)が1日、発効した。関税即時撤廃の代表選手ワインを巡っては、県内でも早速、商機と見て値下げした小売店がある一方で、一部の飲食店は「若者がワイン離れ傾向にある」として静観している。

 ワインは計算上、一般的な750ミリリットル入りで最大約94円安くなる。サントリーワインインターナショナルなど、ワイン大手は値下げに動きだしているが、在庫もあり、関税撤廃後のワインが店頭に並ぶまでには、タイムラグがある。

 それでも消費者の期待に応えようと、スーパーのオータニ(宇都宮市平出工業団地)は1日、全31店舗でワインの値下げを始めた。店頭在庫の値下げ分は自社で負担するという。

 フードオアシスオータニ宇都宮駅東店のワイン売り場には「関税撤廃でお買い得!」などと書かれたポップ広告が登場した。買い物客の宇都宮市元今泉2丁目、主婦鈴木由美子(すずきゆみこ)さん(49)は「あまり高いものは飲まない。少しでも安くなればうれしい」と話した。