参拝者が奉納した小羽板を屋根に取り付ける作業員

 【日光】約60年ぶりの大修理が進む日光二荒山神社の本殿で、参拝者が願い事を書き入れて奉納した屋根の下地材「小羽(こば)板」の取り付け作業が始まった。

 本殿は築約400年。二社一寺の現存する建造物の中で最古とされる。修理では建造以来、初めて屋根をふき替えることになり、参拝者から5千枚超の小羽板の奉納があった。

 31日は作業員が屋根に上り、「家内安全」などと願いが書かれた小羽板を次々と取り付けた。作業は2月中旬まで続き、銅瓦の取り付けや彩色を経て来春に大修理が完了する。

 町井康祐(まちいこうすけ)権禰宜(ごんねぎ)(44)は「多くの参拝者から奉納があり、ありがたい。祈祷(きとう)した上で取り付けられています」と話していた。