しもつかれのアレンジ料理が披露されたパーティー

 【宇都宮】県の郷土料理「しもつかれ」の新たな魅力を引き出し発信しようと、市民団体「しもつかれブランド会議」が県内で活動を広げている。栃木ならではの食文化として継承しながら地域ブランド構築に活用し、まちおこしや観光につなげる。25日には東簗瀬1丁目の特別養護老人ホーム「びーね」でしもつかれを使った料理を披露する「アレンジレシピパーティー」を開き、地元の子どもたちに自慢の味を振る舞った。

 メンバーは昨年1月、会員制交流サイト(SNS)で集まった20人で結成した。県内の高校生から60代まで幅広い年齢層が所属している。

 当初は栃木市内を中心に活動。しもつかれの歴史や伝統を勉強したり、普段の食事に取り入れてもらうためのアレンジレシピや企画を考案したりしていたが、「県の郷土料理」であることを広くPRするため、現在は宇都宮市をはじめ県内外のイベントでブースを出店している。2月10日には、下野市で主催イベントを開く予定だ。

 25日は、同団体が「アンバサダー」に任命した県内の主婦考案のアレンジ料理が並んだ。パーティーに参加したアンバサダー4人は、しもつかれを使ったコロッケやみそ汁、生春巻きなど11品を提供。新たなアイデアや味の感想など意見交換をしていた。

 試食した陽東小3年山崎永遠(やまざきとわ)君(9)は「普段食べているハンバーグより甘みがあっておいしい」と箸を進めていた。

 同団体は今後、アレンジレシピの発信に力を入れながら、商品開発も目指す。青柳徹(あおやぎとおる)代表(42)は「地方の歴史や文化を生かした地方創生のモデルにしたい」と意気込んでいる。