JR小俣駅前に設置した看板を囲む会員たち

 【足利】現在のJR両毛線開通に貢献した小俣地区出身の実業家木村半兵衛(きむらはんべえ)の功績を伝える看板のお披露目式が29日、JR小俣駅前で行われた。両毛線が昨年、同駅が今年でいずれも開業130周年を迎える機会に合わせ、市民団体「木村半兵衛顕彰会」が設置した。

 半兵衛は世襲で、3、4代は市内への鉄道敷設に尽力。4代目らが1887年、両毛鉄道会社を設立し翌88年に小山-足利駅間で開業。さらに89年には小俣駅が開業し、路線も前橋駅まで延伸した。

 看板名は「JR両毛線と木村半兵衛」(縦90センチ、横150センチ)。開業を巡る年表や、半兵衛たちが「両毛地域の発展と産業の振興のため」に鉄道を整備したことを示す説明文、1950年代の両毛線を走る蒸気機関車の写真を掲示している。

 お披露目式には会員や関係者ら約15人が出席。清水栄(しみずさかえ)会長は「これを機会に半兵衛の業績を広く、多くの人に知ってもらえるよう努力したい」とあいさつ。同駅を管理するJR足利駅の太田毅(おおたたけし)駅長は「両毛線とつながりのある駅に看板を立てることができた」と祝辞を述べた。