旧喜連川高で撮影した映画「がっこうぐらし!」をPRする柴田監督(右端)と主要キャストたち=宇都宮市内

 さくら市の旧喜連川高などで昨年撮影された映画「がっこうぐらし!」の全国公開が始まった。アニメ化もされた人気漫画が原作で、ゾンビがうごめく学校で暮らす「学園生活部」の女子高校生の絆や戦いを描く。おのののから出演者らは「最後は感動してもらえる作品。老若男女問わず、たくさんの人に見てもらいたい」と呼び掛けている。

 ほぼ全編が同校敷地内で撮影された本作。柴田一成(しばたいっせい)監督は「校舎の新しさ加減がちょうど良く、面白くなりそうな構造だと思った」とロケ地の決め手を説明する。屋上には、作品の重要な舞台となる菜園のセットも作られた。

 学園生活部員を演じたのは、秋元康(あきもとやすし)がプロデュースする「ラストアイドル」から選ばれた阿部菜々実(あべななみ)、長月翠(ながつきみどり)、間島和奏(まじまわかな)、清原梨央(きよはらりお)。約1カ月、県内に泊まり込んで撮影に臨んだ4人は、本県の印象について「自然豊かで空気がきれい」と声をそろえる。

 阿部と清原は、シャベルやバールを振りかざしてゾンビを倒すアクションシーンにも挑戦した。阿部は「最初はゾンビ役の人にシャベルを当ててしまいそうで怖かったけれど、思いっきりやった」と初々しい表情を見せる。清原は「極限状態で戦う場面では、ほこりまみれの場所で頑張った」と胸を張る。

 天真らんまんなムードメーカーを演じた長月は「普段の自分とは真逆の役。教室が血まみれに変わるシーンを大事なポイントと思って演じた」と振り返る。家庭的な部長役を演じた間島は「一歩引いて静かにみんなを見守るところが、自分に通じるところがあるかも」とキャラクターを捉える。

 部の顧問役にふんしたおのは「原作が好きな人、ゾンビ映画が好きな人、アイドルが好きな人、どこから入っても満足していただける作品と思う」とアピール。ほのぼのした場面とホラーシーンのギャップが見どころだ。