作業用足場の組み立てが進む大成殿

 【足利】創建以来初の大規模修理が昨年11月から本格的に始まった昌平町の史跡足利学校大成殿(孔子廟(びょう))で、作業用足場の組み立てが進んでいる。組み立て後、建物の屋根瓦や野路板、壁板などの解体に移っていく。

 大成殿は1668年創建の国史跡構成建物。2011年の東日本大震災で北東側に傾くなど、文化庁や東京芸術大の調査で修理の必要性を指摘されていた。

 修理は18、19年度の2年計画。足場の組み立ては今月8日に始まり、28日時点で建物側面の足場の組み立てが終了した。今後上部の足場を整備し、風雨を防ぐための仮屋根を設けるほか、足場周辺を防護シートで覆う。

 解体は6月ごろに完了する見込みで、柱や梁(はり)など骨組みだけを残す。解体した状態で調査を行い、傾きの修理や耐震補強などを進めていく。