(株)栃木ブレックス 代表取締役社長 鎌田眞吾氏 

「最高」を更新、勢い加速

 2016年に開幕した男子プロバスケットボールリーグB・LEAGUEで、見事初代王者に輝いた。「チームを取り巻く全ての方たちと共に挑み、最後は劇的な勝利を挙げるなど、最高の形でリーグ初年度を締めくくることができました」と振り返る。チーム創設10周年という節目の年に、運営会社としても大きな結果を残した。売上高は10億円の大台に乗り、集客人数10万人突破。シーズン終了時点のファンクラブ会員数は4千人近くに膨れ上がり、前シーズンの約2倍となるなど、全てのカテゴリーで過去最高の数字を記録するという、まさに快進撃の一年だった。

 売上高の30%台を占めるスポンサー収入は、割合的には決して多くはないが「スポーツビジネスの観点から見れば、B to Cの売り上げが増えているのは喜ばしいこと。いいバランスで売り上げが構成できている」と受け止める。また、試合のたびに新しいグッズを売り出すなど積極的にグッズの開発を進めたことも奏功し、グッズ売り上げで1億円超えを達成。今シーズンはPOSシステムを導入し、どの時間帯にどのような商品が売れているかなどの統計を取れるようにした。「このデータを元に、よりお客様にストレスがないような運用に取り組んでいきたい」と観客への気遣いも怠らない。

 昨シーズンはチケットの完売が続いたため、今シーズンから席数を増やし、新たに会場の壁面に横型のビジョンを設置。飲食ブースもリニューアルするなど、「屋内競技ならではのエンターテインメントや快適性を少しずつ提供できるようになったのでは」と胸を張る。リーグ2年目となった今シーズンはメンバーの入れ替わりなどもあり、開幕からしばらくは苦戦が続いたが、昨年末から徐々に勝ち星を積み上げ、チームもいよいよ追い上げムードとなっている。「かなり伸びしろがあるチームです。成長が目に見えて分かるので、本当に未来が楽しみです」。この勢いがとどまることはなさそうだ。