小中学校などで運用が始まったインフルエンザの受診報告書

那須郡市医師会管内の小中学校などで運用が始まったインフルエンザの受診報告書

小中学校などで運用が始まったインフルエンザの受診報告書 那須郡市医師会管内の小中学校などで運用が始まったインフルエンザの受診報告書

 【那須塩原・大田原・那須】インフルエンザを発症した子どもと保護者らの負担軽減を目的に、那須郡市医師会は那須塩原、大田原、那須3市町の教育委員会と連携し、小中学校に提出していた「治癒証明書」に代わる「受診報告書」の運用を始めた。医師が受診報告書を書くことで、保護者と子どもが治癒証明書のために再度来院する負担をなくす。同医師会によると、県内の郡市医師会でこうした取り組みは珍しいという。

 運用は昨年11月から各市町の小中学校で始まり、今月までに大田原市と那須塩原市が公立保育園にも拡大した。

 受診報告書はA4の1枚。インフルエンザが治り登校する際に学校に提出する。医療機関の受診時に医師が診断を書いた後、自宅で保護者が発症後5日、解熱後2日経過するまで子どもの体温を測定し記載する。

 同医師会の小沼一郎(こぬまいちろう)会長(65)は「県内の郡市医師会で、行政と協力して受診報告書を作ったのは初めてだと思う」と話す。治癒証明書の提出が不要な自治体もあるが、受診報告書の導入で学校も状況を把握でき、流行時に混雑する医療機関の負担軽減にもつながる。

 県内では芳賀郡市医師会が管内の公立保育園や小中学校を対象に受診報告書の運用を始めている。