作新学院大学・女子短期大学部 学長 渡邊 弘氏 

「公認心理師」養成に着手

 今年、作新学院大は開学30周年を迎える。女子短大は昨年が50周年であり、今年10月に大学、短大合同の記念式典を行う予定だ。「建学の精神である『作新民』の理念(自学自習と自主・自律の精神を育てる教育の実践)に基づき、小さくてもキラリと光る大学・短大を目指してやってきました。地域から預かった学生をしっかりと地域に戻すという使命をこれからも果たしていきたい」と話す。

 昨年4月に人間文化学部長から6代目の学長に就任し、無我夢中で走ってきた8カ月だった。その中で課題と感じていたのは、学生の出口を保証すること。「これは、本学のミッションです」と話し、コアカリキュラムに基づく教育、学修の質の保証と、他大学との差別化を挙げる。

 今年、経営学部は資格取得支援室を新設し、教員を常駐させ機能強化を図る。今春、同学部のスポーツマネージメント学科は初の卒業生を輩出するが、就職内定率が10割と好調だ。人間文化学部は発達教育と心理コミュニケーションの両専攻を、それぞれ学科に格上げする。教員養成では、特別支援学校の教員免許取得の教育を充実させたい考えだ。さらに今年は、臨床心理士に加え、新たな国家資格・公認心理師の養成課程も設ける。大学院までを合わせた6年間で受験資格ができる。どちらも県内唯一のもので、同大の強みとなる。

 「短大には社会人を対象にした『長期高度人材育成コース』を新たに設置するとともに、リカレント教育の充実などで、地域の保育環境の充実に努めていきたい」。短大施設を使った子育てサロンの「わいわい広場」も好評だ。

 時代に合った教育、学生の成長を第一に考える大学・短大を、より高い次元で実現していく構えだ。「学生一人一人を大切にした、きめ細かな人間教育を実践し、これからも地域を支える人材を輩出していく」と力強く語った。