(株)檜山建築設計事務所 代表取締役社長 檜山伸明氏

医療と新分野で提案設計

 設計はもちろん、企画力、提案力、顧客への配慮など医療施設の建築で県内外から高い評価を得ている。医療施設設計の200件超の実績を引き継いで、2016年、社長に就任した。

 「診療所を開業するクライアントがより仕事をしやすいように、開設地の選定、医療圏調査、資金計画など長年の経験を踏まえご提案していきます」と話す。

 医療施設といっても内科、外科、眼科、耳鼻科など診療科目によって設計、用途、規模はさまざまだ。

 「開設地を重視するか、コストを重視するかなどご要望はその都度異なり、複合的になればなるほど、私たちも専門性を発揮していきます。そしてクライアントが望むさらに上を行く理想の施設をご提案し、一緒に創り上げていきます」

 新しい分野にも果敢に挑んでいく。今月、2020年の五輪開催などインバウンド需要が見込まれる東京・渋谷に、設計・監理したホテルが完成する。

 「インテリアデザインをアパレルブランドと共同で行いました。飲食エリアには有名パティシエの方に参画いただき、今までにないホテルスイーツの提供など新しい発想が盛り込まれています」と語る。

 新分野も開拓しながら、強みである医療・介護施設の設計にもホテルの快適性やデザイン性をフィードバックするなど発想力を磨く。本県、東京、京都、静岡、茨城などエリアは幅広い。建築主も個人、法人、国内外の投資家、産油国などさまざまだ。

 「世界経済の状況を常に肌で感じることが求められています。さまざまなツールを駆使して業務にあたる必要性を感じます」

 「少子高齢化や人口減少の加速により、人材不足はこれからさらに強まっていくでしょう。建築を超える提案力を示していきます」と力を込めた。