(株)オートテクニックジャパン 代表取締役社長 髙田隆幸氏 

人を育て、人が育てる企業

 自動車業界の技術革新は絶え間なく続く。そこには性能や安全性、信頼性を確かめるために働く多くの技術者たちがいる。オートテクニックジャパンは二輪、四輪、汎用製品などのテスト業務を長年にわたって担ってきた。

 「とにかく自動車業界には今、人がいない。それは多分どの業界でも一緒でしょうが、人材不足によるリスクを回避できるように努めていきたい」

 芳賀町に本社を置き、北海道、埼玉、神奈川、静岡、三重の国内6拠点、そして米国、タイの海外2拠点を持ち現在、約2千人の社員が働く。二輪、四輪、汎用製品といった自動車の新製品の研究や開発、品質保証業務を受託して、その試験結果やデータを商品として納品する。

 進化したクルマの試験は、モーター系および制御系を中心に、技術の進化が早く、時代の最先端技術が求められる。「その技術の進化に追い付いていかねばなりません。既存技術の進化だけではなく、最先端技術をいかに社員に習得させるか、また、その知識を持った社員をどう採用するかで苦戦しています。今後ますますの自動運転の時代を見据えて、技術習得の準備をしていきたい」

 社員の平均年齢は36歳と若く、仕事柄もあり二輪、四輪のクルマ好きな社員が大半を占めている。

 「ここ7年間で業務量も売上高も、そして社員数は約800人増えるなど、企業規模が短期間で拡大してきました。現在、この急激な環境変化のリスクを予測し、備えに強化を図ってきました。今年も継続的に組織改編を含め、さらに進化させていきます」

 「人を育て、人が育てる企業」を理念とする。「同時に人財の技術・技能力を強化し、企業価値に磨きを掛けていくことが重要です。研究開発する上での『探究心』『創造力』『主体性』を培った人財を通じ、高品質な商品として提供し、活路を切り開いてきたい」