竹村内科腎クリニック 院長 竹村克己氏

地域への感謝忘れない

 「地域の人が健康で長生きする一助になれば」。こんな思いで昨年4月から無料講座「みんなのためになる健康講座」を第三透析センター2階の竹村記念講堂で始めた。1回目は「幸せに生きるための健康維持の秘訣(ひけつ)」と題して講演。以降「老化防止の食べ物と運動」(6月)、「幸せな老後の過ごし方~よくわかる介護のしくみ」(8月)、「健康維持のための運動のコツ」(11月)と開催してきた。無料の講座で「分かりやすい」と好評を得ているという。

 「毎回100人近い市民の方に聴いていただいています。3月には第5回を開きます。テーマは『今からできる認知症予防と治療薬の理解』です。気軽に聞きに来ていただきたい」と呼びかける。

 「地域への感謝の気持ちを常に忘れずにいたい」というのが基本スタンスだ。理事長を務める医療法人ヒポクラテスが運営する介護施設「介護ステーションたけむら」で10年前から、ピアニストの小原孝(おばらたかし)さんらを迎えて、クリスマス無料コンサートを開いている。施設利用者や家族に「介護で大変な日々を送る家族の方に楽しいひと時を過ごしてほしい」との思いからだ。

 職員が働きやすい環境づくりにも力を入れる。昨年、栃木労働局から、若者の採用・育成に積極的な「ユースエール認定企業」に認定された。医療法人としては県内初で、有給休暇の積極的な取得などで認定基準を満たした。

 2002年、環境ホルモンフリーの透析システムを考案。「きれいな水にこだわった透析治療」で知られる。今年4月には、患者の筋力アップなどを目的にしたリハビリセンターを開設する。専門のドクターや理学療法士などを配置し、患者の健康増進を図る。「たった一人で鹿沼市に来た私を育ててくれたのは鹿沼の人たち。今では『身も心も鹿沼人』です。これからも地域に貢献できるクリニックであり続けます」と語った。