(株)エコフィット 代表取締役 菊地健太郎氏

創業から10年多角化の時

 エコフィットは住宅用、公共・産業用太陽光発電システムの販売・施工・メンテナンスを主な業務内容とする「太陽光発電のプロ集団」だ。

「現在、電力網の規制により日本の太陽光発電市場は今しばらく縮小が続くでしょう。しかし、さらなるコスト低減や蓄電池の普及、エネルギーの地産地消や自家消費へシフト、またバーチャルパワープラントの実現などが進展し、市場の成熟が深まれば、再び太陽光は拡大する可能性は高い」

 また、注目の「ソーラーシェアリング」の農営型太陽光発電所は着々と全国で完成されている。耕作放棄地を利用して農業を再開させて、太陽光発電所にする仕組みだ。

 農作物も太陽光発電も太陽エネルギーでできるもの、新しい農業ビジネスも取り入れていく方針だ。「今年中に宇都宮で1基完成予定をしている、エコフィットファームを農家の皆さんに見てもらいたい」

 2008年、太陽光発電や空調設備等を扱う会社で働いていたが独立。きっかけは当初勤めていた会社の社長の「必ず、再生可能エネルギーの時代が来る」という言葉だった。社長は東日本大震災が発生した11年に亡くなった。「社長とは経営方針をめぐり、意見の相違などもありましたが、あの言葉がなかったら、今の自分はありません」という。 

 今年は創業周年という節目の年に新たな発想で経営の多角化を進める為、太陽光発電の販売・施工・メンテナンスに力を入れつつも、住宅から企業までお役に立つエコリフォーム事業を本格的に推し進める。さらにグループ会社のブレーンコーポレーションが手掛ける介護保険を適用した高齢者が住みやすいバリアフリーリフォーム住宅を創造し、全国に提供していく。

 「今後はエコ環境事業・介護事業・健康事業を3本柱にホールディングス化し、栃木から発信する企業として活動していきます」と地域密着に徹していく。