シーデーピージャパン(株) 代表取締役社長 田村篤史氏

ぶれずに働き手確保を

 人口減少などで企業の人手不足が年々深刻化しているが、企業に「人」を供給する人材派遣業界にとっては需要が増大するチャンス。「今、業界内では良い人材をいかに集めるかで競争が激しくなっています。他社に負けない戦略を練って対応していきたい」と話す。

 2017年、創業30周年を迎えた。次の30年を見据え、中期経営計画を策定した。社是である「雇用創造」を守りつつ、経営理念を「あらゆる人の雇用機会をつくり、あらゆる人の働く喜びをつくる。」とした。行動指針も営業マンが覚えやすいように「誠実」「公正公平」「スピード」「チャレンジ」「チームワーク」「プロフェッショナル」の六つに設定した。

 組織改革も行った。これまでは11ある営業所単位で採用の応募受け付けを行っていたが、本社にコールセンターを新設し、業務を集約した。「17年にはさまざまなことを立ち上げました。18年はそれらの計画を着実に実行していく年です」。人手不足で競争が激化する人材派遣業界を勝ち抜くため、コールセンター新設だけでなく、紙媒体からウェブへと広告戦略の見直しも行った。

 女性、シニア、障害者、外国人といった新たな働き手の発掘、育成、仕組み作りも昨年に引き続き推し進める。宇都宮市の委託で16年に、スタートしたシングルマザーの就労支援事業も好調だ。さらに農業で障害者の経済的自立を支援するために設立した同社の特例子会社「CDPフロンティア」が開設した「大谷いちご倶楽部」も軌道に乗ってきた。

 メインの製造派遣も好調をキープし続ける。これまで北関東の自動車完成メーカー全5社の工場と取引してきたが、昨年からは取引先を関東全域の自動車完成メーカーにまで拡大した。「人手不足の時代、私たちの役割は重要性を増しています。ぶれることなく雇用増に貢献していきたい」と語った。