(株)宇建 代表取締役 森田康弘氏

働きがいのある会社に

 経営理念に「三体共栄の精神」を掲げる。事業の柱である「レンタル・販売・サービス」、事業と生活を支える「顧客・仕入れ先・会社」、さらに「社会・会社・家庭」がともに成長し、幸せを実現するとの思いが盛り込まれている。「建設機械を通じてお客様、地域社会に貢献したい」とあらためて決意を固める。

 昨年9月、宇都宮市内に自動車修理認証工場と新拠点を兼ねた車輌センター「U−TEC」を開所した。近年は毎年拠点を新設し、着実な歩みを続けている。また、昨年4月には、山形、福島、宮城をテリトリーとする仮設資材リース販売業の「タルイシ産業」と提携した。「人的交流や情報交換を密にし、相乗効果を発揮する年とすることを目指しています」。東北地方に新たな拠点を開設することも検討中だ。

 建設現場でのレンタルの依存度は70%以上ともいわれる。東日本大震災では業界挙げて復旧・復興に取り組んだ。その後も相次ぐ災害の復旧や防災への対応、東京五輪を控えつつも人手不足に悩む建設業界の省力化など、レンタル業の果たす役割は大きい。「公共事業、民間工事を含めて需要は続くと思います。環境変化に対応でき、イノベーションを起こす会社でありたい」と今後を見通す。国の「Ⅰ−Construction(アイ・コンストラクション)」推進の方針を受け、ICT建設機械を購入。新たな時代の要請に応える体制も整えた。

 営業の基本に置くのは、人と人との絆を大切にする「地域密着」だ。11月には2年に一度の大展示会を開催する。前回は子どもたち800人を含む3500人が来場した。一方で顧客満足とともに従業員満足にも力を入れる。育児休暇が充実し、社員旅行にもほとんど全員が参加する。離職率の低さにその成果が表れている。今年で創業48年を迎えるが「働きがいある会社として50年、100年と継続できる企業を目指します」と結んだ。