米粒に念仏を書く小林住職(左)

米粒に念仏を書く小林住職

「南無阿弥陀仏」と書かれた米粒

米粒に念仏を書く小林住職(左) 米粒に念仏を書く小林住職 「南無阿弥陀仏」と書かれた米粒

 【足利】米粒に「南無阿弥陀仏」と書いてより多くの人に念仏を広める「米粒名号(みょうごう)」がこのほど、井草町の利性院(りしょういん)で行われた。長さ5ミリほどの米粒に僧侶が細い筆で文字を記すと、観客がどよめいていた。

 披露したのは、利性院の和田幸信(わだこうしん)住職(66)のいとこで、長野県飯綱町の長谷寺(ちょうこくじ)の小林育道(こばやしいくどう)住職(50)。小林住職は約25年前、修行の一環で米粒名号を始めたという。

 文字はネイルアートで使う細筆で書く。コメは天皇陛下にも献上された小林住職の地元のコシヒカリと同じ種類のものを使用。ピンセットで両面テープに米粒を貼り付けて固定し、1文字ずつ慎重に仕上げる。

 念仏が書かれた米粒はお守りとして販売された。売上金は全額、熊本地震の被災地で災害支援活動をしている寺院に寄付する。観客が米粒名号を体験する企画も行われた。

 お守りを購入した江川町、自営業斎藤幹夫(さいとうみきお)さん(66)は「初めて見たがとてもびっくりした。少しでも信仰に触れることができればと思う」と話した。