(株)TMC経営支援センター 代表取締役会長 岡部正治氏

顧客貢献働きぶり改革

 昨年は、日本を代表する製造業や車メーカー等の不祥事が相次ぎ、「メードインジャパン」の信頼を裏切るような事態が発生した。「このような現場作業の品質に対する重大な課題を踏まえ、今年のスローガンを『顧客貢献働きぶり改革』としました。お客様を裏切ってはいけない、初心に帰るという固い決意が込められています」

 大企業の揺るぎない信用を大きく損じた現場において、企業の品質は社員の品質そのものであることをどのように認識すべきか。働く人の資質を向上させることは、喫緊の課題である。

 経営理念は「企業は人なり人は財なり」を掲げる。企業が最も大切にすべきは、経営資源としての「人財」であるという意味だ。

 人事労務管理のコンサルタントとして、「いかに人造りや生産性の向上に貢献しうるか」の視点で業務を展開。北関東から東北に至る広範囲のエリアで企業を支援している。

 企業支援に長年携わってきた経験を踏まえ、「各階層に応じた人造り、人材教育が重要」と説く。「社員が企業に何を望むかではなく、社員がいかに企業に貢献すべきか。トップが、そのような社員をいかほど多く保有するかにかかっています」

 企業の品質が問われる一方で、労使関係にひずみが生じがちな現在、企業の経営安定、雇用安定に大きく貢献したいと考える。

 今後、AI(人工知能)による技術革新が進む中で、仕事の質、量が大きく変わると予測する。しかし、これらはマイナス要因ではない。ビッグチャンスと捉え、3年間で社員数を現在の120人から150人に増やす方針だ。「顧客貢献業務を進化させることで、クライアントに、より密着することができます。これこそが、AIでは成し得ない生きた経営支援業務なのです。お客様との信頼関係を築きながら、『顧客貢献働きぶり改革』を実践していきたい」。こう力強く語った。