(株)エマール エマールグループ代表 早坂秀樹氏

外国人との共存社会創生

 追求するのは、外国人人材サービスが広く浸透した社会の実現だ。エマールグループは、多くの外国人労働者を確保して、さまざまな企業の製造請負などで事業を展開する。また現在、小山市内に日本語学校を開校するため申請中だ。開校すれば、「日本語を学ぶ」「アプリによる来日サポート」「日本で働く」という多彩なサービスを提供することができる。「外国人の労働市場への進出は、年を追ってその幅を広げている。もはや日本経済は外国人労働者なしでは成り立たなくなっています」

 エマールのように海外に労働力の供給先を持つ日本企業は少なく、昨年、一部上場の大手企業などから「提携したい」というオファーを幾つも受けたという。「企業の人手不足はもう2、3年ぐらいは続くとみられます。大手企業は、外国人労働者市場の方に目を向け始めている。これからは外国人労働者を『どううまく活用していくか』が問われる時代。外国人と共存する社会に変わらなければ」と次代のさらに先を読む。

 同社には、東南アジア、南米、アフリカなど世界各国から優秀な人材が集まる。日本で働くことを希望する外国人用に日本のビザ申請書を作成するスマートフォン用アプリを開発、2016年末から運用している。日本語をはじめ英語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語版があり、質問に答えていくだけでビザ申請書が作成できる。アプリの設計は社長自らが手掛けた。「自分は凝り性なんです。このアプリのシステムを設計してフローチャートを書き、プログラムを制作会社に依頼しました。キャラクターも私のデザイン。イメージを現実にするだけで制作に時間はかからなかった。多分、日本のビザ申請書を作るアプリというのは日本で初めてのものだと思います」。昨年までダウンロードは有料だったが、今年は無料で配信する。

 エマールは世界の労働者が日本で働ける環境づくりを整備、促進してその架け橋となっていく。