(株)丸和住宅 マルワホールディングス(株) 代表取締役兼CEO 大森克則氏

専門性高めニーズに対応

 「6社となったホールディングス体制をさらに強化して、激変していく住宅産業の専門化するニーズに的確に応えていきたい。今年のテーマは、グループ内におけるシナジー効果の発揮です」と決意を語る。

 「少子高齢化に伴う住宅産業の落ち込みは想像以上のスピードで進んでいます」。そうした社会構造の変化により、新築需要は下がる傾向にあるが、一方で新たな価値を生みだすリノベーションやリフォーム、不動産の資産活用など、住まいに関する新たな分野でのニーズも誕生している。「こうした変化に柔軟に対応し、応えることができる住宅会社が、これからの住宅産業を支えていくはず」。昨年4月に分社化を行い、ニーズへの特化を始めたのはそのためだ。「リノベーション・リフォームの『とちぎリフォーム』をはじめ、不動産活用の『とちぎ未来開発』など専門分野でのスペシャリストとして対応いたします」と力強い。

 「丸和住宅」の新築分野については、県外同業者の市場参入に対抗するため、県内の有力ビルダー「むぎくら」と主に販売面での業務提携を結んだ。その第1弾として鹿沼市上石川の分譲地に互いのモデルハウスを建て、共同見学、販売会を行うことが決まった。

 4月には小山総合展示場に出展が決まり、「市場性を考慮し・高級住宅専門・建築士と創る家」のグループ会社の「第一住宅」で出展し、市場を開拓し受注を伸ばしていく。さらに住宅だけでなく、商業施設などの非住宅部門も強化する構えだ。

 栃木市を中心とした栃木商圏で、建築着工棟数9年連続1位を達成した。2020年までに100人企業にし、売り上げ50億円を目標に取り組んできたが、その目標を前倒しで達成できる見込みとなった今も、「課題は後継者育成」と慢心することなく前を見据える。

 柔軟な対応で着実に成長を続ける攻めの姿勢は、今後も決して揺らぐことはない。