北海道の鈴木直道知事が、北海道電力泊原発3号機(泊村)の再稼働への同意を10日の道議会で表明する方向で最終調整に入ったことが9日、関係者への取材で分かった。知事は11月の道議会で、現地での安全対策の確認や周辺自治体への聞き取り、議会中の質疑を判断材料とする考えを説明しており、9日までに3号機の視察などを完了した。
3号機は7月に原子力規制委員会の再稼働審査に合格。北海道電と安全協定を結ぶ泊村、共和町、岩内町、神恵内村の4町村の首長は既に同意の意向を表明している。鈴木知事も同意を表明すれば、同社が目指す2027年早期の再稼働に大きく近づくことになる。
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