調整する平野歩夢=張家口・密苑(共同)

 【張家口共同】スノーボードのワールドカップ(W杯)で、ハーフパイプ(HP)の開幕戦(12日決勝)予選が10日に行われる。会場となる中国の張家口・密苑で9日、日本勢が練習に臨み、男子で北京冬季五輪覇者の平野歩夢(TOKIOインカラミ)は「だいぶ仕上がってきている。(新しい)技の出しどころは自分のタイミングで考えて、まずはけがなく終えられたら」と落ち着いて話した。

 同じ会場で前週に行われたミラノ・コルティナ五輪シーズン初戦「ザ・スノーリーグ」で優勝。好発進にも2連覇が懸かる五輪までの約2カ月を見据え「戦いのピークはここではないという意識も冷静に持っている」と泰然と語った。