政府が生活保護費引き下げの最高裁判決への対応で補償を減額分の一部にとどめると決めたことに対し、原告らは9日、国会内で集会を開き撤回するよう訴えた。「司法軽視だ」と批判し、全額補償と直接の謝罪を重ねて求めた。
集会には150人以上が参加した。訴訟弁護団の尾藤広喜弁護士は「原告側の意見を聞かずに一方的に決めたことは許されない。再発防止策も全く示されていない」と指摘。神奈川県の原告高橋史帆さん(43)は「命を守るためにこれからも闘う」と述べ、再び提訴する必要があると強調した。
集会前に原告らは、一部補償を撤回し早期の全面解決を求める声明を厚生労働省側に提出した。
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