和歌山県串本町の木葉神社で7日、子どもの成長と五穀豊穣を願う「ねんねこ祭り」が行われた。「ご飯持ち巫女」を務めた地元の小学1年浜口六花さん(7)が、米と餅、サカキを入れたおひつを頭に載せ、着物姿で神職らとともに練り歩いた。
一行は神社の拝殿前を出発。宮司が鈴を一振りするごとに一歩を踏み出すゆっくりとしたペースで朝日を拝む遥拝所まで進んだ。社殿では、子どもたちが「ねんねこ、ねんねこ、おろろんよ」と歌いながら舞う「子守り神事」が行われた。
宮司井谷正守さん(70)は「子どもが少なくなっているが、参加してくれる地域の子どもたちの力をもらいながら続けていきたい」と話した。
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