バーガーキング、成長できるか

拡大する

　東京都内のバーガーキングの店舗＝１１月

　ハンバーガーチェーン「バーガーキング」日本事業の、米金融大手ゴールドマン・サックスによる買収が明らかになった。バーガーキングは１９９３年に日本へ初上陸した後、撤退や経営権の売却が繰り返された。近年は店舗数を急拡大させ、日本で３番目の規模のチェーンに。新たな経営者で成長が加速できるか。

　香港の投資ファンド、アフィニティ・エクイティ・パートナーズが１１月、日本事業の運営会社の株式売却を発表。譲渡額は７００億円程度とみられる。

　店舗数は近年急拡大しており、マクドナルドの約３千店舗、モスバーガーの約１３００店舗に次ぐ。

　バーガーキングは１９５４年に米フロリダ州で開業。１００カ国超で約１万９５００店舗を展開する巨大チェーン。日本では９３年、西武鉄道グループが１号店を開店。その後、日本たばこ産業（ＪＴ）とも組んで展開したが、マクドナルドが仕掛けた低価格戦略などの勢いに押され、２００１年に撤退した。

　０７年、ロッテなどにより再進出。韓国ロッテリアに移った後、１７年にアフィニティが買収していた。