【ワシントン共同】AP通信は1日、米国防総省が今週、同省の新たな取材ルールに同意したメディア関係者向けにヘグセス国防長官らが記者会見を開くと報じた。新ルールを受け入れなかった主要紙などの参加は拒否されたとしている。政権寄りの媒体だけに取材機会を与えることでメディア統制を強める狙いがあるとみられる。

 APによると国防総省のウィルソン報道官が2日、ヘグセス氏は3日にそれぞれ記者会見を開く。ワシントン・ポスト紙やCNNテレビ、ロイター通信などが取材を申し込んだが、拒否されたという。

 国防総省は記者会見について「資格を持つ報道関係者のみを対象とした特別なオリエンテーション」と説明した。