政府は14日、予算執行の無駄や事業効果を外部有識者が公開点検する「秋の行政事業レビュー」を東京都内で実施し、5事業と2基金の計7分野に対する2日間の検証を終えた。終了後、松本尚行政改革担当相は記者会見し「今後の予算編成に反映し、基金についても不断の見直しに努める。無駄を削減しなければならない」と強調した。
レビュー2日目は、地方自治体の情報システム移行時の経費を支援する総務省の取り組みを議論した。有識者は、経費を全額補助する仕組みを取り上げ「自治体側にコスト削減に向けた意欲が生まれにくい」と問題視した。
初日の13日には、鉄道駅の改良工事に対する国土交通省の補助金事業など、5分野を検証した。
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