気象庁は14日、南海トラフ地震に備えた地震・津波観測システム「N―net(エヌネット)」について、20日から沿岸側の海底18地点に設置された津波計の活用を始めると発表した。発生場所によっては、津波の検知が最大で約10分早くなるなど、情報の迅速化や精度向上が期待できる。
気象庁などによると、エヌネットは、南海トラフ地震の想定震源域のうち観測網がなかった高知県沖から宮崎県沖に、防災科学技術研究所(防災科研)が整備した。沿岸側と沖合側それぞれで、地震計や津波計が入った装置を海底ケーブルでつなぐ仕組み。
昨年に沖合側の、今年6月には沿岸側の整備が完了した。
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