小泉進次郎防衛相は12日の参院予算委員会で、防衛費増額を巡り、防衛省以外の省庁が使う予算「防衛関連経費」の対象事業拡大に意欲を示した。非戦闘目的の「5類型」に該当する防衛装備品のみ輸出を認めてきた現行ルールの撤廃に向け「必要性を丁寧に説明したい」と述べた。高市早苗首相は、自民党派閥裏金事件に関係した佐藤啓官房副長官(参院議員)の交代を拒否した。
政府は防衛関連経費を巡り、宇宙・航空事業やインフラ防護など防衛体制整備につながる取り組みを広く集約し、予算をこれまでより手厚く配分する方針だ。国民民主党の榛葉賀津也氏が、鉄道も防衛に関連した重要なインフラと位置付けるべきだと主張。小泉氏は「鉄道の活用を含め、あらゆる選択肢を検討したい」と語った。
原子力潜水艦導入の是非を巡り「タブー視せずに議論する必要がある」と強調し、課題やメリット、デメリットなどについて論議するのは当然だとした。
2025年度補正予算案を巡り、クマによる被害の深刻化を受け、首相は駆除に関する地方自治体への財政支援を拡充すると表明した。
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