【ペチャブン県共同】東京・湯島のマッサージ店でタイ人の少女が働かされていた事件で、タイで少女を育てていた祖母(65)が12日、北部ペチャブン県の自宅で取材に応じた。東京に置き去りにしたとされる母親と少女の関係は良好で、事件は「信じられない」と吐露。明るい性格で、家族思いの大黒柱だったと母親をかばい「何が起きたのか知りたい。再会して温かい家族関係に戻りたい」と願った。
祖母にとって警視庁が児童福祉法違反の疑いで逮捕状を取得した母親は次女に当たる。「3人きょうだいの中で唯一、貧しい親に仕送りをしてくれる優しい子だ」。10代のころから首都バンコクの建設現場などで働き、約2年前から日本など海外で「マッサージ」の仕事を始めた。夫とは約10年前に死別したという。
母親の海外での出稼ぎ中、祖母は少女をタイで預かった。元気に学校に通い、友達と遊ぶ日々。離れて暮らす母親が故郷に戻るたびに少女は大喜びだった。6月に帰郷した母親は少女を日本に連れて行くと宣言した。
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