宮崎市での1週間の合宿を終え、日本代表の井端監督の表情には充実感がにじんだ。韓国との2連戦は、来春のWBCに向けた最終選考の場。「選手が試合に向けてしっかり仕上げられたのが良かった」と笑顔だった。
鍵としていた二遊間にめどが付いた。二塁は前回WBCを経験した牧が健在で、遊撃は今季セ・リーグ首位打者の小園(広島)が台頭し、野村(ソフトバンク)も練習試合で2ランを放った。3選手とも内野の複数ポジションをこなし、柔軟な起用が可能となる。
現役時代に遊撃で堅守を誇った井端監督だが、短期決戦の国際大会では長打を重視。二遊間の選手にも「打てて守れるに越したことはない」と打力を求める。小園は「選んでもらえるようにアピールしたい」と貪欲だ。
二遊間に加え、右翼を本職とする森下(阪神)の中堅起用を試せたのも収穫。日本で採用されていない投球間隔制限「ピッチクロック」やサイン伝達機器「ピッチコム」に対しては、本番前に試すのでは遅いと機器を取り寄せ適応させた。「いい準備ができた。野球に集中できる」と万全の態勢を整えた。
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