熊本県警が、警察署に勾留した容疑者の男から、容疑者が取り調べの内容などを記録する「被疑者ノート」を回収したことが12日、弁護人への取材で分かった。弁護人によると、接見交通権を侵害する恐れがあるとして熊本簡裁に勾留場所の変更を申立て、簡裁は6日付で認める決定を出した。7日に別の施設に移された。
弁護人の古閑哲哉弁護士によると、覚醒剤取締法違反などの疑いで熊本北合志署に勾留されていた30代の容疑者との接見で「就寝時に被疑者ノートを回収された」と知らされた。古閑弁護士は県警や熊本地検に抗議文を送付。取材に「早く対応を改めてほしい」と述べた。
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