12日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=154円台前半で取引された。

 午前10時現在は前日比10銭円安ドル高の1ドル=154円28~32銭。ユーロは38銭円安ユーロ高の1ユーロ=178円63~72銭。

 取引開始直後は、民間企業が公表した米国の雇用関連指標が、同国の労働市場の弱さを示唆したのに伴い、ドルを売って円を買う動きがやや先行。その後は、米政府機関の一部閉鎖の解除への期待からドルを買い戻す動きが出た。

 市場では「高市政権の経済政策関連はかなり織り込まれており、あまり取引材料にはなっていない」(外為ブローカー)との声があった。