現役最古の巡視船で、釧路海上保安部所属の「そうや」(3100トン)が12日で引退となり「解役式」が北九州市内の解体施設で開かれた。1978年に就役し、任務で約191万キロ、地球48周分を航行。「北海の守護神」として600件を超える海難に出動し、1450人以上を救助した。
そうやは南極観測船や巡視船として活躍した「宗谷」の後継として建造された。海面を覆う氷を砕いて航行でき、氷に閉じ込められた船の救助や、オホーツク海の流氷観測に貢献した。今月4日、拠点の釧路港を出港していた。
釧路海保には来月19日、新「そうや」が配属される。
ポストする

