記者会見する日立製作所の東原敏昭社長=17日午後、東京都千代田区

 日立製作所の本社が入るビル=東京都千代田区

 記者会見する日立製作所の東原敏昭社長=17日午後、東京都千代田区  日立製作所の本社が入るビル=東京都千代田区

 日立製作所は17日、英国での原発新設計画を凍結すると発表した。事実上の撤退となる。他の民間企業の出資協力や英政府の支援拡大が見込めないため、将来の事業リスクを背負いきれず、採算も確保できないと判断した。凍結に伴い、19年3月期連結決算で約3千億円の損失を計上する。政府が成長戦略の柱に据える原発輸出案件は全て暗礁に乗り上げることになる。

 会見した東原敏昭社長は、英政府との協議を継続するとしているが、「(凍結解除の)時間軸は見通せない」とし、事業継続の可能性を残しながらも撤退を強く示唆した。

 原発輸出の案件はゼロとなり、政府の成長戦略の見直しは必至な情勢だ。